同窓会BLOG vol.6
アフタヌーンティーのススメ

奥村(旧姓小原)由香
59期、大学一期

店頭に苺が並び始め、春の訪れを感じます。
先日 アフタヌーンティーで優雅な時間を過ごしてきました。
今はまさにストロベリーフェアです。
赤やピンクの小さなスイーツはとても色鮮やかで華やか、どれも美味しいものでした。

非日常を味わうのにピッタリなアフタヌーンティーについて、少し調べてみますと…

歴史

1840年頃のイギリス、アンナ・マリア・ラッセル夫人によって始められたと言われています。
(紅茶飲料のペットボトルに描かれているご婦人のモデルです。知らずに手に取っていた方も多いのでは?)
当時の貴族は朝食から、夜8時ごろの夕食という二食のライフスタイルでした。
その間の空腹を紛らわせるため、友人を招くなどしてお茶とサンドイッチや菓子をふるまったのです。
そして、女性たちが集まり、おしゃべりや交流を楽しむ場としても定着していきました。

食べ方のマナー

主流の三段スタンドを例にとると、

下の段:サンドイッチなどのセイボリー
 ↓
中 段:スコーン
 ↓
上の段:ケーキやペストリー

の順番で食べるのが正式なマナーということです。
数年前にイギリスのフォートナム&メイソンで食べ方を尋ねてみたところ、「お好きなものからどうぞ」とのこと。
今はマナーを厳しく問われることなく、よりカジュアルに楽しめるようになったようです。

人気の紅茶
アッサム:
コクがあり、濃厚でマルティな風味。
ダージリン:
「紅茶のシャンパン」とも呼ばれ、フルーティーでフローラルな香り。
アールグレイ:
ベルガモットオレンジの香りをつけた、爽やかな香り。
イングリッシュブレックファスト:
アッサム、セイロン、ケニアなどのブレンド。
セイロン:
バランスの取れた風味と明るい色。

お好きな紅茶はありましたか?
その日の気分に合わせて選ぶのも
楽しみの一つだと思います。

余談ですが…
イギリスの伝統的なサンドイッチ「キュウカンバーサンドイッチ」をご存知でしょうか?
パンにバターと薄くスライスしたキュウリを挟んだシンプルなサンドイッチです。
学生の頃、友人のホームステイ先のおばあさまが作ったランチボックスは、その伝統的なサンドイッチでした。
皆でハムやチーズを入れ忘れたのではないか?とザワついたのは良い思い出です。

空腹を満たすために始まったアフタヌーンティーは、女性たちの社会的な結びつきを深め、
情報交換の場としての役割を果たしています。
幸せそうな笑顔を浮かべながらスイーツの写真を撮り、
おしゃべりに花を咲かせる店内が女性ばかりだったのには納得です。
皆さんも、ご友人との楽しい時間を過ごしにお出かけください!