フラワーアレンジメントとともに
橋本 香(高校52期、短大英文18期)
Kaori Hashimoto AIFD、CFD

私が花を生けることを学び始めたのは、1996年に日本航空を退職後に家族の転勤の為に、アメリカのニューヨークに住み始めた頃からです。
月に一度友人から紹介された日本人の先生のクラスでシルクフラワーのアレンジメント作りから始め、2000年にサンフランシスコに転居してからは、サンフランシスコ市立大学の花木科に通い、生花店の経営、冠婚葬祭やその他のフラワーデザインと生け花について基礎から学び、2005年には、草月流の師範、2006年には、アメリカのAIFD(American Institute of Floral Designer)の試験に合格しAIDF、CFD公認デザイナーなりました。
2004年からサンフランシスコ市内の生花店を経営しつつ、国内のフラワーデザインコンペティションや展覧会に参加していました。2013年以来、日本帰国する為に生花店を閉店して以来、花の商売はしておりませんが、現在でも毎年アメリカのサンフランシスコ市内のゴールデンゲートパーク内にあるde Young Museum(デヤング美術館)で行われるBouquet a to Artには毎年参加しています。





花と芸術作品との調和をテーマにしたプロのデザイナーやガーデンクラブの方たちが、毎年それぞれが担当した芸術作品に感じたインスピレーションをもとに花を生ける今年で31周年目を迎えた大変美しいイベントです。
私は、20年前からこのイベントに参加しています。
コロナの時期に2年ほどアメリカに行くことができませんでしたが、今年は、18作品目の花を展示いたしました。
20周年記念の際のポスターやチケットのイメージに私の作品が採用され、30周年記念の際には、地元メディアに私の作品が紹介されたことは、大変光栄に思います。
また、家族や友人などに喜んでもらえたことで、「日本に帰ってきたのにまだ続けているの」と言われてきたことをある意味払拭した気持ちになりました。

商売で作る物は、私のデザインや花選びを好んで下さる方から依頼されたとしても、自分が本当に作りたい物とは限らないため、このようなイベントは、自分自身を表すことができる楽しいもので、顔馴染みのデザイナー達がどのようなものを作るかも楽しみにしています。
ただし、花のイベントとしては珍しく1週間の長い期間に花の鮮度やデザインの劣化や水漏れなどの失敗は許されません。 美しさに隠れたデザイナー達の苦労もたくさんあります。いつまで続けられるか分かりませんが、次回以降も招待される限りは、ライフワークとして続けていきたいと思っています。